【炭火で焼いた鴨肉と蓮根の山葵クリーム】
【開発ストーリー】
このパスタは毎年冬になると必ずお出ししている「Pastaクオーレ冬の名物パスタ」の一つです。コンセプトは「炭の香りがする鴨肉がドン!っとのってるパスタ」です。鴨肉の調理は、余分な脂を落とすところからはじまります。それを炭の上で行うことで、脂が落ちて煙が舞い上がります。その立ち上がる煙を鴨肉にまとわせます。この工程を挟むことにより、口に入れた瞬間に炭の香りが芳醇に広がる「鴨のロースト」に仕上がります。「炭」を「スモーク」しているという表現が近いかもしれません。その処理が終わったら、そこから真空調理に移ります。低音長時間で絶妙な火入れを狙います。最後は、再び炭火で表面をパリッとさせます。使用している鴨肉は、「マグレカナール」と言って、フォアグラを取り出すように飼育された脂がのった鴨です。合わせるのは、おろしたての「国産生わさび」を使ったクリームソースです。具材には、蓮根と松の実を選びました。そしてさらに今シーズンから「野沢菜のわさび漬け」を少しソースに入れています。これにより「鴨」と「わさび」がより繋がりました。わさびはクリームに入れると「わさび感」はだいぶマイルドになり、甘さが強調されて独特の風合いがでます。この感じが鴨ととても相性が良いのでチョイスしています。蓮根と松の実は香りが同じ方向で重なります。ぜひこれら全てが合わさった時の相乗効果をお楽しみください。
How to make pasta
用意するもの:
ボール
ざる
小鍋2つ(テフロンなどでも可)
トング
はさみ
バット(大きめのお皿でも可)
ゴムベラ(あれば便利です)
塩(麺を茹でる用)
再現パスタのパーツと時間:
わさびクリームソース 10分
作り方:
①鍋に水を入れる。(2つとも)
②ソースを温める方の鍋に火をつける。
③麺を茹でる用の鍋に、1.5%の塩と昆布を入れて火をつける。
(昆布は麺の袋の中に入ってます。塩は1ℓなら15g)
(昆布はお湯が沸いたら、外してください)
動画00:52〜
④ソースの方のお湯が沸いたら、「わさびクリームソース」を入れて、10分でタイマーをかける。
(※ソースは板状になっています。鍋に入らない時は、まず先だけ入れると溶けてきますので、その後、折り畳むように入れてください)
動画02:20〜
⑤タイマーが2分50秒になったところで、「麺」を茹で始める。
(※茹で時間はトータルで3分50秒ですが、茹であがったらすぐ合わせたいので、ソースより1分遅らせて仕上がるようにするためにこのタイミングで入れます)
動画02:35〜
⑥麺を入れたら、鍋の温度が下がるので少し火を強める。そして必ず箸でほぐす。
(※再沸騰したら、そのままだと吹きこぼれてしまうので弱めてください)
動画03:05〜
⑦タイマーが1分になったところで、「蓮根」をソースを温めている鍋に入れる。
動画動画03:25
⑧タイマーが20秒になったところで、「鴨」をソースを温めている鍋に入れる。
(ちょっと忙しいですが、この時間がベストなのでここ集中してほしいです)
動画03:32〜
⑨ソースのタイマーが鳴ったら、すぐにプラス1分のタイマーをかけ、ソースの鍋のパーツをすべてバットに取り出す。
(※麺の茹で時間をトータルで3分50秒にするためプラス1分かけます)
動画03:55〜
⑩「わさびクリームソース」をボールにあけ、麺があがるのを待つ。
(※片方に寄せてから入れると入れやすいです。分量は麺の量に対してちょうどに合わせてあるのでなるべく取りきってください)
動画04:10〜
⑪再びタイマーが鳴ったら、すぐに麺をザルにあけ、ボールに入れる。
(そんなにしっかり切らなくていいです)
動画04:23〜
⑫「わさびクリームソース」と「麺」をあえる。
(※生パスタなので混ぜているだけで、乳化してトロっとしてきます。それを少し感じるまで混ぜてください)
動画04:32〜
⑬パスタをお皿に盛り付ける。
(※ボールに残った、ソースもゴムベラなどで取りきってください。分量が麺とちょうどいい量に合わせているのでより再現性が高まります)
動画04:44〜
⑭「鴨」を周りに均等間隔で並べていく。
動画04:53〜
⑮「蓮根」を真ん中に盛り付ける。
動画04:55〜
⑯「塩」を「鴨」に均等にかけていく。
動画05:03〜
⑰「松の実」を全体に散らす。完成。
(※盛り付けている時に自分に向いているとこが正面として、写真を撮ると綺麗に撮れます)
動画05:09
おまけ:「鴨のわさびクリーム」開発エピソード
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